ペルソナ5 レビュー

ペルソナ5、クリアしましたー!

 

総プレイ時間、85h超。

 

いや~濃かったです。長かったです。 

僕の大好きなFF零式、約3周しましたが総プレイ時間は60hちょっとですよ(笑)

 

クリアした記念に、感想などをまとめておこうと思います。

 

 

プレイのきっかけ

零式をクリアして次は何をやろうかな~と思っていたため、

何人かのゲーム好きな友達におすすめを聞いたところ「ペルソナ!」と言っていたので

プレーしてみた、というのが始めたきっかけでした。

 

ペルソナシリーズはこれまで1つもやったことがなく、「どれがいいのかよくわからないけどペルソナ5をやってみよう!」という感じで始めたので、ナンバーについてはインスピレーションです。

 

 

難易度について

僕はノーマルを選択しました。

 

どのゲームでもノーマルでプレーする僕ですが、ノーマルでちょうどよかったです。

 

4,5回程度ゲームオーバーにはなりましたが、レベル上げのために時間を割いて経験値稼ぎ作業を行う必要はなく、スキルやアクセサリーの設定の見直し・アイテム購入でどうにかなるゲームでした。

僕はこのゲームに対して、ターン制のバトルよりもストーリーの方に関心が大きかったため、レベル上げのために時間を費やす必要がないというのはありがたかったです。

 

また、メメントスのいろんなミッションをする中で自然とレベル上げができたりと、ストーリーを味わいながらレベル上げもついでにできる、といった設計になっており、レベルを意識することがほぼなかったといっても過言ではありません。

 

なお、レベル上げのために戦闘を繰り返すということはやっていませんでしたが、パレスやメメントス内で出会った敵はすべて倒す、というのはやっています。

 

 

ストーリーの感想(ネタバレ注意)

あらすじを1文でまとめると、「 高校生が世の中の悪事を成敗していくという世直しストーリー」でした。

 

あまり政治や世の中の動きに対する関心が高くない・他人への関心の範囲が限られている自分としては、メメントス最深部で牢屋の中にいる1人なんだろうな、と思いつつ。

いやいや、自分はこうありたい、他者に振りまわされすぎないぞという、信念までとは言わないけど行動指針はあるから僕は違うぞ、ともちょっと思いつつ。

 

ゲーム中の怪チャンでも問われていた、「怪盗団を支持しますか?」については、Yesです。怪盗団によって救われた人はたくさんいるわけですから。

 

その一方で、怪盗団のやっていることは確かに改心ではあるけれど、他人の手という外的要因による改心では、また何かのきっかけで同じように悪事に手を染めてしまうのでは、と思ってしまうこともありました。極端な例ですが、『時計仕掛けのオレンジ』のような。ゲームにおいて、怪盗団のメンバーたち自身が自分たちの行動に迷いが生じる場面もありましたね。

しかし、よくよく(でもないですが)振り返ってみれば、 悪事を世に知らしめるジャーナリズム的役割を果たし、懲罰を加えるわけでもなく(世間からの批判は世間によるもの)、自分のしでかしたことを自覚して反省させるという、あくまでその人自身の手による改心を仕向けたことが怪盗団の行ったことであり、僕が不安に思ったことこそ、「じゃあどうするべきか」まで考えられていない無関係な他者としての意見にしか過ぎないなあと・・・。

他者といえばそういえば、パレスの主人となった人たちって、自分のしでかしていることを客観的に指摘してくれる人・この人の話なら聞けるっていうような信頼のおける人がいなかったことが共通点な気がしました。そういう人がいれば、早い段階で自分の行動を自覚し、パレスもできないレベルで済んだのではないかなーと思いました。

あまり人間関係がディープすぎるのも僕にとっては考え物ですが、「他者は他者」で無関心もまた、居心地のいい空間にするためには取り入れすぎないことが重要なんでしょう。

 

自分の信念をもって行動することしかり、自分の感想・意見を持つことも難しいなあと改めて思いました・・・。いわゆるよく言われていることを再認識できました、っていう感じです。

 

 

好きなパレス(ネタバレ注意)

シドウパレスです。

ネズミ化がとってもかわいかったです。扉を開けられないところとか特に・・・! 

また、紹介状を奪い取る際に、怪盗団の各メンバーがいろんなアプローチ方法をとっていくところが、なんかグッときました。いろんな個性・いろんなバックグラウンドを機転を利かせて活かしていく怪盗団の姿に、さすがだなあ、素敵だなあ、凄いなあと感じました。

5つの中だと、パンサーこと杏ちゃんの機転が一番好きでした。(笑)

 

好きなキャラクターについて

クイーンこと新島真ちゃんですね。

ちゃんと恋人にしました。

バトルでも常に参加してもらって、ジョーカーの右腕にしてました。

肝心なところでの回避を割としてくれて、体力回復や異常状態解除も担ってくれて、僕のパーティに欠かせない存在でした。

 

総攻撃時の「みんなで殴ればすぐにすむ!」が僕のお気に入りのフレーズです。

グッときます。

声も凛としていて、とっても素敵です。

失敗できない任務をきちんとやってのける姿、他人のために一生懸命になれる姿、怪盗団のことで忙しくても将来の夢のために勉強などやるべきこともきっちりやっている姿、ただただ感服するのみです。

 

 

要望

本当に身勝手な希望ですが、2週目は「パレスがスキップできて日常のストーリーだけを楽しめるというモード」があってほしいです。

パレスの謎解きも面白かったのですが、如何せんストーリーが気になる僕にとっては、あの謎解きをもう一度、あの広いパレスをもう一度、あの粘る敵をもう一度、はちょっと苦しいです…。

道端の会話の盗み聞きや、いろんなお出かけスポット訪問とか、一般市民の高校生の視点でもものすごく面白そうだなあと思います。

 

総評

 「あと1日進めよう」「次のセーフルームまで」「このミッションの結論まで見届けよう」とついつい2時間で切り上げるはずのゲームが、倍の時間になってしまうことがたくさんあり、『まるでゲーム界の24や~』というのが僕の感想です。

敵がものすごい粘りを見せてきたり、パレスがちょっと長いなと感じてしまうこともありましたが、面白いゲームでした!