はじめに
当方、30代女授乳中ですが、健康診断の便潜血で陽性だったため大腸内視鏡検査を受けてきました。(結果は異常なし)
同じように検査を受ける方の参考になればなと思い以下記します!
(文字ばかりで恐縮です・・・)
検査前日から検査翌日以降まで流れ&感想
前日
朝(4時台)に牛乳をコップ一杯ほど飲みましたが、朝・昼・晩の3食は、大腸内視鏡検査用の検査食を食べ、それ以外は頑張って我慢しました。
お茶(麦茶)は1日約2Lは飲もうと心がけているので普段通り飲みました。
※なお病院によって食事制限の考え方は異なる(数日前から制限するべきというものから前日にちょっと気をつければOKというものまで)ようなので、検査を受けにいく病院のWEBサイトなどを確認しておくのがベストです。
検査食は以下をネットで購入しました。私が探した範囲だと翌日配送に対応しているものがほぼ無かったので、受診予定日を決める際は気をつけたほうが良いです。
とても柔らかくて消化に良さそうでした。なお味は問題なく美味しかったです。ただ量は少なく、検査食の増量バージョンを買っておけば良かったかなあと少し後悔しました。
量が少なかったのと、検査食の箱により正確な検査のためにもしっかり噛んで食べるよう記載してあったのもあり、普段と比較にならないくらい噛んでゆっくり食べました。クラッカーもドロドロになるまで噛んで食べました。
検査食を食べたのと食べていないのとを比較していないので一概には言えませんが、検査時の大腸洗浄は割とスムーズだったと思うので検査食を食べて良かったと思っています。
当日朝 病院に行くまで
検査では2Lの液体を飲むということで、喉が渇いた状態にしておいたほうが楽かと思い水分も我慢しました。夏場は脱水に注意ですね。
当日 病院についてから〜大腸洗浄
病院について手続きをしてから、大腸内視鏡検査を受ける人達みんなでゾロゾロと検査の待合室に移動しました。検査の待合室では荷物を鍵付きロッカーに入れました。トイレに行く時に身軽にいけるので良いですね。50代以上かなという方が大半でしたが、若者も多少いました。男女比は半々くらいだったかなと思います。
待合室に着くと、人によって多少異なるものの、大体が2Lの大きなボトルとコップを渡されて半分を30分で、残り半分をもう30分で飲み切るように言われました。私は便秘気味で授乳中ということを伝えると、「ガスモチン」という薬を渡されて最初に飲むように言われました。胃腸を活発にする薬のようです。
朝から水分をとらず喉が渇いている状態だったので、一気に紙コップ3杯くらいを飲みました。スポーツドリンクのような味がしました。
30分くらい経ったくらいで、なんとなく便意があるような気がしたので初めてトイレに。ちょっとだけ固形物が出ました。
その後も頑張って洗浄液を飲んでいきました。だんだん洗浄液の味が辛くなってきたので、口の中に含む時間をなるべく減らして口の中に入れると同時に喉に流し込むような飲み方で、ちまちま飲み続けました。(一緒に検査を受けた人曰く、ビールを飲む時の飲み方らしい。) なんとか開始45分ほどで2Lを全て飲み切りました。
その間、恐れていたお腹の痛みは特になく、便意(液体がなんかお尻から出そうな気がする・・といったもの)を感じてトイレに行くと、お尻から液体が尿のように出ていくといったことを3、4回繰り返しました。
便が透けて色が薄い黄色のようになってきたら看護師さんに排泄物をチェックしてもらって洗浄完了。あとは内視鏡の順番が来るまでのんびり待ちます。
宿便が取れるってやつか〜!と思った割にあまり便もどきは出てこなかったです。
なお、トイレは検査の待合室に併設されており、男女共用で個室が複数並んでいるタイプでした。新しめの病院なら男女別だったりするのかなと思います。みんな状況が同じなのでお互い程良いよそよそしさを持って過ごしていたような気がします。女性同士だと雑談をしたり励ましあったりといった場面もありで、不安もありつつですがあまり不快感は感じずに過ごせました。
当日 大腸内視鏡検査
上の服はそのまま、下は下着と腰巻き(看護師さんがくれました)の状態に着替えたらベッドの上で横向きに寝ます。なお、検査途中でお医者さんと看護師さんの指示に従って仰向けに態勢変更します。
下着を少しずらしたら、大腸の端までカメラがついた長い管をお尻からどんどん入れていきます。麻酔なしでした。麻酔について何も話がなかったのでこの病院では基本麻酔なしでの実施なのかもしれません。
大腸の様子はモニターで観れます。お腹の中を何かが進んでいる・・という感覚はほんのちょっとだけ感じました。私は割と腸がねじれていたそうなのですが、大腸の端まで進む中でねじれた箇所に出会うたびにいててててて・・・というのがありました。(出産時の陣痛を思い出しました。)
大腸の端までたどり着いたらあとは引き抜いていきながら細かくチェックしてくださったようです。ねじれは解消されたので、引き抜く際は特に痛みはなく、モニターをみる余裕も生まれました。
なお、洗浄液は大腸の中に残っていても、歯医者さんの唾液を吸い取る機械のようなもので吸い取りながら検査してくれるので大丈夫みたいです。
検査結果はその場で教えてもらえて、大丈夫とのことでした。
麻酔も使ってないので授乳も問題なし、健康なので食事も普段通りに戻して良いとのことでした。授乳がどうなるかなと不安だったので麻酔なしでやりきれたのは良かったです。
当日 帰宅
お腹の中にガス(検査の時に大腸を膨らませたりするので空気が入るらしい)が溜まっている感じと、お尻から液体が出そうな気がする、というのが時々感じられたので電車は無理せず途中下車しながら帰宅。
遅めの昼ごはんはガッツリ揚げ物付きのカレーを食べましたが、非常に美味しくいただきました。
帰宅後も、時々お腹がぐるぐるぐる〜と音を立てたり、便意やガスのようなものを催すものの、割と普段通りに過ごせました。
翌日以降
腸のねじれを治してもらえたからなのか、ちょっと便が柔らかくなったような気がします!(関係あるかは不明)
検査おすすめ持ち物
- 財布
- 保険証
- お薬手帳
- 暇つぶしグッズ(スマホや本等)
- 看護師さんによると、大腸洗浄液を飲んでからは座りっぱなしではなく多少動いたほうが早く洗浄が終わりやすいそうです。なので実際に読む時間は少ないかもしれませんが、洗浄が終わってからの診察待ちなどもありうるので持っていても損は無いと思います。
- 着替え(下着・ズボン・靴下)&汚れたものを入れるビニル袋
- もしも漏れたときに備えて安心材料として持っていくと良いと思います。
- ハンカチタオル複数枚
- トイレに何度も行って何度も手を洗う羽目になるので、小さなハンカチだとすぐ湿ってきます。
- スポーツドリンク
- 飲むのは検査終了後です。洗浄液の影響で脱水症状になりやすいらしく(水分を吸収する前に排出されているから?)、夏場などは検査後には飲めるように準備しておいたほうが良いと思います。
- 羽織るもの
- 常温とはいえ2Lの液体を飲むので人によっては体が冷えるかも?トイレでもお尻を出すので寒がりの人は寒さ対策をしても良いかもしれません。実際一緒に検査を受けた方で寒いとおっしゃってる方もいました。待合室にはヒーターも一応用意されていました。
終わりに
・洗浄液を飲むのは味が苦手でちょっとだけ大変でしたが、それ以外は大腸がリセットできるし健康かどうかわかるし検査後のごはんは美味しく感じるしで思ったほど嫌でも無いかな〜という感想です。一緒に検査を受けた方によると、胃カメラよりましとのことです。
・大腸がんは女性のがんによる死亡原因の第1位だそうです。早期発見のためにも、大腸内視鏡検査は40歳以上なら毎年受けたほうが良いらしいです!この記事が検査が不安な方に届いて少しでも安心材料・受診の一押しになりますように。
以上!