『技術書の読書術』レビュー

2023年1冊目の本として、『技術書の読書術』を読みました。

Amazon.co.jp: 「技術書」の読書術 達人が教える選び方・読み方・情報発信&共有のコツとテクニック eBook : IPUSIRON, 増井 敏克: Kindleストア

↑※特にアフィリエイトとかはやってません

なぜ読んだか

  • IPUSIRONさんをtwitterでフォローしており(ハッキングラボか何かきっかけでフォローした気がする)、IPUSIRONさんがちょこちょここの本の紹介をしており気になったため
  • 技術書を読んでも頭に残ってない自覚があって、仕事や家庭で時間も限られている中どうにか読書効率を上げられないかと悩んでいたため。

どのくらいで読んだか

  • 1日で読めました。(簡単にメモを取りながらだけど休み休みで6時間くらいで読めたような気がします)なお、読書記録の取り方や英語論文の読み方などの具体的手順も丁寧に記述されており、その辺りは自分なりにやりやすい方法は身につけていたのでざっと参考程度に読み飛ばしました。(なお1回目からメモを取りつつ読んだのは、今まで自分がそうしてきたからです)

おすすめ具合

  • 会社のLTで紹介したいと思いました。若手も多いので、若いうちから技術書を臆さずにどんどん読むのはやっていくと素敵な糧になりそうです。
  • 現状自分なりに読書術が身についている人には不要かもと思いますが、自分のように読書術迷子の人にはよい参考になると思います。また新年にこの本を読むことで、この一年頑張ってみようかなという信念の決意がみなぎってよかったです。

読んで思ったこと

  • 二人の人がそれぞれの読書術の紹介をする構成になっており、前書きにあった通り確かに異なる意見を出してて、どちらも納得するところ・それは取り入れなくていいかなというところ両方あって面白かったです。一人の人が書いた本ではないからこそでいいとこ取りができてお得です。
  • 自分のレベルに合った本を見つけるのはやはりみんな難しいよねと思って安心しました。とはいえやはり技術書は安くはないので、本で紹介されてたように前書きや目次あたりにしっかり目を通して購入したいなと思いました。Kindleの立ち読みだと本文の方は目を通せないから書店にも足を運んだ方がより自分に適した本を見つけられるのかなとは思います・・・。とはいえ書店に行けないから買わないではなくどんどん買って読んでいきたい次第です。
  • 著者はあまり気にしてなかったので、少しずつ気にして行こうと思いました。まだ著者の好き嫌いをするほど本を読んでいないのが現状なので、参考として。
  • 同じ本を3回読む、というのは、自分の悩みであった技術書の中身が頭に入らない問題の解決策として良さそうだと感じました。確かに、業務上必要になって1年ほど前に読んだ本(自分の読書メモ付き)を最近読み返したのですが、かなりすんなり読み進められたし頭にも残った実感がありました。(業務経験が増えて仕事と本の内容の紐付きを強く感じられたりしたのも大きいかもしれないが) ただし、同じ本を間を空けず連続して3回読むのは多分自分の性質的にますます読み飛ばしてしまって3回読んでも頭に残らない事態を招きそうな気がするので、少し期間を空けて読み返す用にカスタマイズしたいなと思いました。
  • 似た分野で3冊読むのも確かに効果的な読書術だと思います。これも実感としてあります。自分の経験としてはDBスペシャリストの勉強用に参考書及び過去問の解説で論理設計についての文章をあれこれ読んだのち、DBの論理設計に関する本を読みました。並列ではなく直列で読み、さらに冊数も3冊と言っていいのかわからないという中途半端な実施具合ですが、それぞれで言われている内容が相互に通じておりわからない箇所は別の本を参照して理解を深めたり読み終えた本の内容を改めて把握したりと言ったことができて、読書効率を高められたと思っています。また、その後DB設計のアンチパターンの本も2冊直列で読みましたが、相互に参照しながら理解を深めることができたと感じています。
  • 一点突破読書法もいいなと思いました。自分は突破するほどの量ではないのですが、2022年はDB設計に関する本をあれこれ読んで(資格勉強期間が長かったので、過去問解説もたくさん読んだけども本としては読了は4冊です・・(汗))、webのいろんな記事も理解できるようになった気がしますし、仕事で「DB設計やらせてください」と意思を伝えるようになりました。(割と自分は受け身だったりこだわりがなかったので、自分としては大きな進化です!)また今年もテーマを決めて読みたいなと思っています。
  • 読書は正直技術書以外は軽視していた自覚があるので、人生を変える一冊との出会いと言う観点で読書をとらえているのは自分にはない観点でした。(人生を変えるのは、旅行とか人との出会いとかライフイベントとか仕事での経験によるものとしか考えておらず、本で人生が変わると言う考えがそもそもなかったです。読書を見下すとかではなく本当に観点として自分にはありませんでした。)人生を変えたいという思いがあるわけではないですが(でもそんな1冊にであうってワクワクしそうですね)、純粋に自分の視野を広げるためにも、技術書以外の読書にも手を出していきたいなと思いました。IPUSIRONさんのTwitterをフォローしていると面白そうな本の情報がたくさん流れてくるのでおすすめです(笑)
  • 自分の読書時間は通勤時間の合計2hくらい(歩く時間もあるので実質40minくらい)ですが、目が疲れている帰宅時にもオーディオブックや音声読み上げを用いて読書を進めていきたいなと思いました。(時間潰しのためにだらだら過ごすのは避けたい)

2023年の決意

  • 1ヶ月に1冊本を読む(技術書以外も含む)
  • 読んだら短い文章でも良いのでブログにアウトプットする
  • 技術書は1年以内に3回読む

ブログの次の更新タイミングがどうなるか自分でもドキドキしていますが(笑)、まあ無理なら無理で、そこで投げ出すのではなくできる時にやって行こうと思います。

2024年の追記

  • 本は1ヶ月に1冊もしくはそれ以上のペースで読めたこともありました(技術書じゃなくてぱらっと読める小説も読んだので)
  • アウトプットは、自分用メモにぱらっと残すことが多く、人の目に触れる形でのアウトプットはほぼできていないですね。。。
  • 技術書は3回は読めなかったな・・・資格の勉強で2回読んだのが精一杯です。
  • でも久々に本を読んだ一年という感じがしたのと、X(Twitter)で面白そうな本を紹介するアカウントをフォローして面白そうな本をリストアップしているので今後通勤時に読んだりしていきたいなあと思っています(こういう心構えになっただけでも大きな進歩!笑)