硝子の塔の殺人を読んだ

おすすめ度:3/3

 

読んだきっかけ

・オーディオブックのサービスで1月中は無料だった&人気らしいと言うので聞いてみました。ミステリーはAmazonプライムで無料だったシャーロックホームズとかを一部読んだくらいで、現代の小説だとだいぶ昔に容疑者Xの献身を読んだくらいで親しみがあるわけではないです。

 

オーディオブックについて

・オーディオブックで読みました。(聞きました)

・本で読むと、登場人物の喋り方も雰囲気も自分の頭の中で作り上げていくことになると思います。一方オーディオブックだとその部分が声優さん達の演技によって外から作り上げられるため、慣れるまでは違和感(自分のイメージと声優さん達の演技の違い)を持ちながらの読書でした。でも慣れてからはより自分が登場人物達の会話をそばで聞いているような気分になれて臨場感がよりあったと思います。

・本で読むならそこまで感じなかったと思うのですが、声で聞くとヒステリックなキャラクターの声がやかましい、いちいち怒鳴るキャラクターもますますうるさいというのを強く感じました。また碧さんも、多分字面で読むよりもより話し出したら夢中になって止まらない感が強くて面倒臭い人だなと何度も思ってしまいました。そこはオーディオブックならではの良さでもありデメリット?特徴?でもあるかなとは思います。
・前オーディオブックで「サピエンス全史」を少しだけ読んだことがあるのですが、恐ろしく頭に入らなかった当時とは違って小説だったからかスムーズに頭に入ってきました。本程には気になる部分を手軽に何度もは読み返せない(巻き戻しはできるけど端末を手提げにしまっているので操作が面倒なだけ)オーディオブックだからこそある程度気楽に読める本がいいのかもしれません。あとは自分の興味のある内容かどうかも大きそうです。

・何より、仕事で疲れた目を休められるのが最強だと思いました。通勤に1時間かかり歩く時間も長いのですが、その時間も楽しみながら過ごすことができて通勤のだるさがだいぶ軽減した気がします。聞く読書中に目の疲れがとれれば本を読んだりと選択肢を増やすことができて良いです。


ストーリーについて

・最初に犯人が明らかになってて、でもその人の動機には十分納得いくものがあったし殺された人は殺されても仕方ないなと正直思ってしまう言動をしておりで、なんとか頑張れうまくことよ運んでくれという気持ちでいっぱいでした。
・全くストーリーが想像できなくてドキドキと驚きの連続で、あっという間にどんどん再生を進めていきました。最後の肝心のネタバレ部分の中で出てきたトリックの一部が思い出せず、どうやって犯行を行ったのかが曖昧な理解という状態なのですが、明らかになった時はうまいことハマってるなあーーと感心したのは覚えています・・・!
・最後はああよかったと安堵しました。幸せに生きて欲しい人が幸せに生きてくれているのは嬉しいです。(かわいそうな方もいましたが・・・)

・読者への挑戦状は全く歯が立ちませんでした・・・。

犯人の動機について

・ネットのコメントを読むと納得いかない人も割といるようですが、自分としては割と納得はいきました。辛い経験から思想やらがおかしくなってしまうのはあり得ると思うし、小説の中での言動を色々振り返っても確かにこの人ならそう言う思想でやりかねないかもしれないと感じました。(最初の人以外までも殺されたのはかわいそうだなあと思いましたが)

 

ミステリー小説について


・仕事で疲れているところで人の死やら駆け引きドギマギやらはちょっと疲れますね・・・。小説の中でいろんな実在の小説に言及されていてそれらも面白そうだなあと思いつつ、しばらくはミステリー以外の小説にチャレンジしたいと思った次第でした。